ひさびさのEvernote記事です。書くほうも実は楽しみだったり。テンション上がってきたー。
どうも、@knk_nです。
さて、Evernoteで最ももたつく機能のひとつがといってもいい「検索」機能が。
「とにかく遅い」
起動してすぐ検索なんてぜんぜんムリです。
今回そんな検索をカンタンに、また爆速に行う方法をご紹介しようと思います。
今回は珍しく長いです。(こんなにスクショ使ったの久しぶりー。)
がんばりましょう。
項目別に読む
きっかけは@rakuishi07さんのTIPS
最近テーマ自作などを通して意気投合させてもらっている (たぶん一方通行)、「ラクイシログ」の@rakuishi07さんがこのような記事を書かれていました。
[Mac] Alfred で Evernote がさくさく検索できるので、検索するのがもっと楽しくなった * ラクイシロク |
ワタクシAlfredは使ったことがないのですが、単純に「Alfred便利ダナー」と思ったわけです。たしかにEvernoteのアプリからノート検索するのはけっこうもたつきますもんね。
それと同時に、「他の方法でもできるんじゃね、これ?」と思いついたので、こんな記事を書いておるわけです。@rakuishi07さん、感謝!!
LaunchBarでもEvernoteがサクサク検索できる
ところで、ワタクシは検索ランチャーに「LaunchBar」というやつを使っております。以前紹介した、Appleスクリプト「ぽすてん」をはじめAppleスクリプトの高速起動ができるので非常に重宝しております。
LaunchBar 5 |
さて、このLaunchBarですがキーワード検索を追加したり、いじったりできる機能があるわけでして。
以前ブログ内検索の方法を見て一度だけ触ったことがあったわけです。
参考: Googleサイト内検索を簡単にできるようにしたらブログ書くのがとんでもなく快適になった | goryugo
今回こいつにEvernote内検索も追加してみましょう。
LaunchBarでEvernote検索する方法
【 LaunchBar – Search Templates – 新規検索エンジンの登録方法 】
こちらのサイトを参考にしています。
LaunchBarの検索インデックスにEvernoteを追加する
LaunchBarを起動し、インデックスを開きます。メニューの「Index」または「⌥⌘I」で検索インデックスが開けます。
いろんな項目がありますが、今回使うのは「Search Templates (UTF-8)」というやつです。
すでにたくさんの検索エンジンが入っていますね。左下の「Add」から新しい検索エンジンを作成します。
新しい検索エンジンが作成されるので、Detailsに「evernote://search/*」と入力しましょう。「*」というのは@rakuishi07さんの記事で書いてあった「検索クエリ」のことでLaunchBarでは「*」を使います。
「Name」はなんでもいいです。ここではわかりやすいように「eversearch」とでもしておきましょうか。
こんな感じです。終わったら「⌘S」で保存しましょう。
検索してみる
さっそく検索をしてみます。LaunchBarを起動して(もう起動状態の方がほとんどだと思いますが)、「eversearch」と入力してみます。
「eversearch」という項目がちゃんと出ています。出ないという方は、LaunchBarを再起動してからやってみてください。選択して決定。
試しに「けんけん.com」と入力してみます。
入力後決定するとEvernoteが起動し、「けんけん.com」で検索がかかります。
ツイエバで貯めているツイートの中の記事配信のツイートや、BlogtrottrでEvernoteに流している当ブログ記事のアーカイブが出てきました。
フツーにEvernoteアプリ内で検索するよりも速いし、便利ですね。
Google ChromeでもEvernote検索ができるッ!
ここまで読んで、「なんだLaunchBar持ってないとダメなのか…」と思い、ウィンドウを閉じようとしたそこのアナタ。まだ記事は終わっていませんよ。
ここからが本編です。
Webブラウザでも同じことができるんです。
そう、Google Chromeならね。(一度やってみたかった)
これがやりたくてわざわざJavaScript組みました。まぁ、ただのコピペです。
さて話を戻しまして、URLバーから直接Google検索ができることで有名なGoogle Chrome。さすがにGoogleが作っているだけのことはあります。
そんなGoogle Chromeには、「検索エンジンの編集」という項目がついておりまして、LaunchBarで行ったことがそのままGoogle Chromeでもできるようになっているんですよね。
Chromeさん、マジ万能!!
Chromeの検索機能はこれだけではなく、「カスタム検索」も可能。
これはどういうものかというと、特定のサイト内(例えばYahoo、Amazon、Flickr
、価格.com、など)で検索できるというものです。via: 爆速ブラウザ・Google Chromeがさらに便利になる7つの技 | おまえは今までスキャンした本の冊数をおぼえているのか?
そんなGoogle ChromeにもEvernote検索を追加してみます。
Google ChromeでEvernote検索する方法
Evernoteを検索エンジンに追加
テキトーなページでURLを選択して、右クリックします。「検索エンジンの編集」をクリック。
「検索エンジンの編集」を見るとGoogleの基本検索エンジンを始め、たくさんの検索エンジンが登録されていきます。今回は「その他の検索エンジン」というやつを使います。
一番下の「新しい検索エンジンを追加」というやつをクリックして、それぞれ「名前」、「キーワード」、「URL」を入力します。
「名前」はわかりやすければ少々長くてもかまいません。今回は「Evernote検索」としておきます。
「キーワード」というのは少々わかりづらいのですが、「始動キー」のようなものだと思ってもらえばいいかなと。詳しくは後述するとして、ここでは「evernote」としておきます。
「URL」には、LaunchBarでも使った「evernote://search/*」を使うのですが、Google Chromeでは検索クエリが「%s」なので%sの置き換えて「evernote://search/%s」と入力します。
こんな具合ですね。
検索してみる
では検索してみましょう。Google ChromeのURLバーというか検索バーで「evernote」という先ほど設定した始動キーもといキーワードを入力します。
右側に薄くですが「tabを押してEvernote検索を検索」と出ているはずなので「タブキー」を押します。(スペースキーでもおkです。)
すると左側に「Evernote検索を検索」と出てきます。これでEvernote検索を行う準備ができました。
相変わらず手前味噌で恐縮ですが今回も「けんけん.com」と入力してみます。入力したら決定。
初回のときは「Google Chrome外部プロトコルリクエスト」というウィンドウが出てくるはずなので「OK」をクリック。
これは「Google ChromeからEvernoteにアクセスしてもいいか」というリクエストのためのもので毎回出るのがうっとうしい人は、左下の「今後このリンクは同様に処理する」にチェックを入れましょう。
そうすると次回からは出なくなります。夜フクロウのときにも同じようなことを書いた気がする。
そんなわけでスクショ撮り忘れた… チクショウ。
LaunchBarのときと同様Evernoteで検索が始まるわけですが、
まぁ検索結果は同じですよね。
Google ChromeはEvernoteの拡張機能によって「WebとEvernoteの同時検索機能」が使えるのですが、この場合検索したノートはWEBアプリのEvernoteで表示することになります。
今回紹介した方法は直接ローカルアプリ内での検索になります。もちろんノートの表示もローカルアプリ内で行います。
もちろんEvernoteの独自検索にも対応!!
さきほど、「*」が検索クエリだと書きました。Evernoteの検索で有名なノートブック検索「notebook:hogehoge」やタグ検索「tags:hogehoge」にもちゃんと対応しています。
詳しくはEvernote公式ブログをはじめググればけっこう出てくるのでそちらを参照ください。
二つほどリンクを載せておきます。
Evernoteを自由に検索するための10の条件 | Roppi.net |
ご存じですか:Evernote 検索ボックスの使い方 « Evernote日本語版ブログ |
おわりに
どちらの方法も一度設定してしまえばカンタン、爆速なEvernote検索を可能にしてくれました。
Evernoteを開いていなくても、「Evernoteを開く」という手順をすっ飛ばしていきなり検索が始められるのでとても便利だと思います。
特にGoogle ChromeはOSを選ばないので当ブログには珍しくWindowsユーザにも朗報かもしれない。(OS別アクセス数でWindowsがぶっちぎりトップなのはナイショだ)
(※ 追記あり)
当ブログの訪問者はGoogle Chromeからのアクセスが一番多いようなので、すぐに試せるんじゃないかと。(ほぼSafariとの二強だけど)
今回使った「evernote://search/」うんぬんというやつは以前どこかでも紹介した「URLスキーム」といってローカルのアプリを呼び出すことができる特別なURLのことです。(たぶん)
他にも似たようなことができる例はたくさんあるので探してみるのもおもしろいですね。
おわり。
Evernote 3.0.6
価格: 無料 (記事公開時)
カテゴリ: 仕事効率化
追記(2012/03/01 12:41)
Windowsユーザの方から「『evernote://search/』というURLスキームが使用できない」というコメントをいただきました。
オマケ的なもの
わざわざ記事にするほどのことでもないので、ついでという形で書かせていただきます。
当ブログのスマートフォン用のテーマをリニューアル(って何回目だよ?)しました。
記事はタイトルとアイキャッチのリスト形式にまとめてあります。
また、いままでカテゴリなどの一覧が見られなかったので、以前こしらえたサイドバーのタブをちょこっといじって作ってみました。
通常は最新記事ですが、タブの切り替えで「人気記事」、「カテゴリー」、「キーワード」が見られるようになってます。サイドバーのタブとほぼ同じです。スマートフォン用に若干フォントを大きめにはしていますが。
詳しくは直にアクセスしてチェックしてみてください。
スマートフォンからのアクセスもこれで増えるかな。
Google Analyticsのコードもちゃんと付けておこう。(もともとPC版から作ったテーマなのでたぶん大丈夫だろうが)
ウッカリしてた…スマートフォン用にテーマを用意している場合はアナリティクスの取得漏れに注意 | ウェビメモ |